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1647年、鎖国直後に起こったポルトガル船入港事件を受けて、緊急時の警備、自藩と長崎奉行所の連絡の任を負った聞役を駐在させる各藩の蔵屋敷が設置されました。この場所には鹿児島の薩摩藩蔵屋敷が設置され、聞役の本業とともに、国際都市 長崎ならではの外交諜報や貿易業に力を入れました。薩摩藩は、藩外から買い占めた松前蝦夷地産の海産物や、藩特産品で香料・医薬品に使われる樟脳などによる貿易を収入源として、軍備を充実させました。薩摩藩の貿易の中でも樟脳は重要な輸出品で、当時ヨーロッパで流通していた樟脳の大部分は、薩摩産だったと言われています。
薩摩藩蔵屋敷跡
住所|長崎県長崎市銅座町7
アクセス|観光通り電停から徒歩5分