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大浦慶は、長崎三大女傑の一人で、日本の製茶貿易で富を築いた女商人です。18世紀頃、欧米で緑茶が好まれるようになり、中国産の緑茶が大量に取引されていました。そのことに目をつけた慶は、佐賀の嬉野茶の商品見本を作り、出島のオランダ人に託しました。このことが英国商人ウィリアム・オルトの目に留まり、大量の製茶注文に繋がります。慶は、長崎に限らず、九州一円の茶産地から膨大な量の緑茶をかき集めて輸出し、莫大な利益を得ました。その後もオルト商会と提携し、製茶貿易で財を成した慶は、茶畑の拡大を説いてまわり、九州の茶産地発展の礎を築きました。
大浦慶宅跡
住所|長崎県長崎市油屋町2
アクセス|思案橋電停から徒歩2分