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清風亭は、土佐商会に近いため藩御用達として利用されていた料亭です。1867年1月頃、清風亭の一室で、土佐藩を脱藩した身である坂本龍馬と土佐藩の重役である後藤象二郎という長年の仇敵同士が、歴史を動かす重大な会談を行いました。経営難のため亀山社中の解散を考えていた龍馬と、長州藩・薩摩藩に遅れをとっていることを焦る象二郎は、料亭に馴染みの芸妓を呼んで、杯を酌み交わして日本国家の未来を語り合い、意気投合しました。同年4月には、土佐藩を後ろ盾とした新商社「海援隊」が結成され、10月には政権を朝廷に返還する大政奉還の実現の道へと繋がりました。
清風亭跡
住所|長崎県長崎市万屋町5
アクセス|観光通り電停から徒歩5分