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土佐商会は、1866年、後藤象二郎が中心となって、土佐藩の財政強化及び近代化を進める目的で設立された機関で、土佐開成館と呼ばれます。軍艦、鋳造、貨殖などの部門の中で、貨殖局は貿易を担当し、土佐名産品を輸出し、軍需品を輸入するための長崎出張所が置かれました。1867年、後に三菱財閥の創業者となる岩崎弥太郎が長崎出張所に着任すると、その手腕で瞬く間に最高責任者に抜擢され、グラバーなどの有名な外国商人と取引し、広く信頼を得ました。土佐商会が閉鎖された後、弥太郎は私商社 九十九商会を立ち上げましたが、この1870年は三菱の創業年とされています。
土佐商会跡
住所|長崎県長崎市浜町2
アクセス|浜町アーケード電停からすぐ