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香港上海銀行長崎支店は、1904年に竣工した長崎市内最大規模の石造りの洋館で、在留外国人貿易商を主な取引先とした英国系の外国銀行でした。現在は国指定重要文化財、建築家下田菊太郎の設計で現存する唯一の建造物として公開されています。下田菊太郎は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトと旧帝国ホテルの設計を競い、和洋折衷の「帝冠併合式」を提唱した異才の建築家です。外観は長崎バンドを象徴する重厚で端正な正面性を重視した建築で、館内では明治モダンの意匠空間を楽しみながら、併設される「長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム」を観覧できます。
旧香港上海銀行長崎支店記念館
住所|長崎県長崎市松が枝町4-27
営業時間|9:00~17:00
定休日|毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)
料金|高・大・一般 300円、小・中学生 150円
アクセス|大浦天主堂電停から徒歩3分