【異国風雅】アイキャッチ

【長崎市|東山手・南山手エリア】長崎ストーリーアロマ「異国風雅」をめぐる

【異国風雅】アイキャッチ

香りと旅する|長崎ストーリーアロマ

長崎STアイキャッチ

長崎ストーリーアロマとは、まちの世界観を香りで体験する観光プログラム。

まちの世界観を香りで体験

まちの世界観を表現する香りをマスクや専用カードにまとわせることで、感性にふれるパーソナルな体験型観光を実現。
※香りは、アロマスプレー商品としてご用意しています。公式オンラインストアにてご購入できます。

スマホ観光音声ガイドと連動

商品付属のQRコードをスマホで読み込むことで、香りの体験と連動したweb観光音声ガイドが起動、各エリアの特別ツアーへスムーズにご案内。

旅のお土産品に

ツアーのあとは、普段使いのマスクスプレー、空間用アロマミストとしてご使用いただける旅のお土産品に。

これより Story Aroma「異国風雅」の
観光音声ガイド特設ページです。

長崎市|東山手・南山手エリア
Story Aroma「異国風雅」

香りのイメージ

ブレンド精油 – ブレンドストーリーの元となる観光スポット

観光コース「異国風雅」の所要時間

徒歩で、2〜3時間程度

観光コース「異国風雅」の特記情報

1.旧香港上海銀行長崎支店
営業時間|9:00~17:00
定休日|毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)
料金|高・大・一般 300円、小・中学生 150円

2.べっ甲工芸館
営業時間|9:00~17:00
定休日|12月29日~1月3日
料金|一般 100円 小・中学生 50円

3.大浦天主堂
営業時間|8:30~18:00 ※最終入館は17:30
定休日|12月29日~1月3日
料金|大人 1,000円 中高生 400円 小学生 300円

4.グラバー園
営業時間|8:00~18:00 ※最終入館は閉園20分前
定休日|年中無休
料金|一般 620円 高校生 310円 小中学生 180円

観光コースマップ

地図上で、観光コースを確認

  • Story Aroma「異国風雅」の観光コースと地図情報をリンクしています。
  • 「+・−」ボタンもしくは二本指操作で、地図を拡大・縮小できます。
  • 地図タブ右上の「 」マークをタップすると、現在地情報(GPS)が起動します。
    ※不具合でスポット情報が表示されない場合、もう一度「  」マークをタップしてください。

観光音声ガイド

江戸時代の外国人居留地で、グラバーなどの有名外国商人の邸宅や日本最古の教会も残る「東山手・南山手エリア」へようこそ。

本コースは、歴史的建造物の景観・意匠や美術品を鑑賞し、国宝・世界遺産の教会をめぐる「蘭(西洋)」をテーマとした小さな長崎旅です。

香りのコンセプトは、ロイヤル・ブルーム「異国風雅」。高貴な花と神聖な樹脂の香りをマスクや専用カードにまとわせれば、いよいよ旅のスタートです。

特別コンテンツ搭載
長崎旅香|マスクや専用カードに「異国風雅」の香りをまとわせて、旅をお楽しみください。
音声ガイド|お持ちのスマホとイヤホンでご利用ください。

#001
旧香港上海銀行長崎支店記念館

音声ガイド

香港上海銀行長崎支店は、1904年に竣工した長崎市内最大規模の石造りの洋館で、在留外国人貿易商を主な取引先とした英国系の外国銀行でした。現在は国指定重要文化財、建築家下田菊太郎の設計で現存する唯一の建造物として公開されています。下田菊太郎は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトと旧帝国ホテルの設計を競い、和洋折衷の「帝冠併合式」を提唱した異才の建築家です。外観は長崎バンドを象徴する重厚で端正な正面性を重視した建築で、館内では明治モダンの意匠空間を楽しみながら、併設される「長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム」を観覧できます。

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#002
べっ甲工芸館

音声ガイド

べっ甲工芸館は、1898年に竣工した国指定重要文化財 旧長崎税関下り松派出所を利用した伝統工芸品 長崎べっ甲のミュージアムです。飴色の海の宝石とも呼ばれるべっ甲は、奈良時代、遣隋使 小野妹子が持ち帰ったものが日本最古とされ、現在、奈良の東大寺正倉院に保存されています。江戸時代、べっ甲の原料が日本に輸入されるようになったことで、長崎べっ甲の文化は花を咲かせました。当時、貿易都市として外国船の出入りが多かった長崎では、外国人船長から帆船模型の注文が続いたことで、アクセサリーに限らない、龍や鯉などの精巧な美術品をつくる工芸技術も研鑽されていきました。

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#003
大浦天主堂
※音声ガイドは、教会外でご利用ください。

音声ガイド

大浦天主堂は、1865年に献堂された現存する日本最古の教会です。正式には「日本二十六聖殉教者聖堂」と言い、1862年に聖人に列せられた二十六人の殉教者たちに捧げられた教会で、殉教地 西坂に向けて建てられています。国宝及び世界遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産の一つ、「東洋の奇跡」と謳われた信徒発見の舞台としても有名です。天高く吊り上げるリブヴォルト天井、多くの光を取り入れるステンドグラスをはめ込んだゴシック建築様式が特徴で、大祭壇に向かって右側の小祭壇では、信徒発見の際、潜伏キリシタンが見たマリア像が拝観できます。

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#004
旧リンガー住宅

音声ガイド

旧リンガー住宅は、1868年に建設された英国人実業家フレデリック・リンガーの旧邸で、国の重要文化財に指定されています。リンガーは、製茶貿易、製粉、石油備蓄、発電など幅広い事業を展開し、長崎市の上水道敷設、捕鯨業や日本初のトロール漁業を行うなど長崎の殖産興業にも力を注ぎました。中でも、1898年、大浦海岸通りに建造したナガサキホテルは、東洋一豪華なホテルと称賛され、隣接する香港上海銀行長崎支店とともに長崎バンドを象徴する重要な景観建造物でした。ナガサキホテルで使用されていたカトラリーセットは、現在、旧リンガー住宅で展示されています。

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#005
プッチーニ像

音声ガイド

この像は、長崎居留地を舞台とした世界的に有名なオペラ「蝶々夫人」を作曲したプッチーニの像です。蝶々夫人は典型的な悲劇の話です。アメリカ海軍中尉ピンカートンは長崎の現地妻として蝶々さんと結婚しましたが、蝶々さんは真実の愛だと信じ、帰国後も一心に待ち続けました。しかし、本妻と共に現れたピンカートンの姿に全てを悟り、蝶々さんは自ら命を絶ちます。第二幕冒頭の「ある晴れた日に」は、ピンカートンを待ち続ける蝶々さんの純真で切実な心情を歌う有名なアリアです。現在園内には、蝶々夫人のプリマドンナとして名を馳せた三浦環の像も立てられています。

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#005.5
オペラ蝶々夫人より、アリア「ある晴れた日に」歌唱

歌唱動画
歌詞(原文)

Un bel dì,vedremo
levarsi un fil di fumo
sull’estremo confin del mare.
E poi la nave appare.
Poi la nave bianca
entra nel porto, romba il suo saluto.

Vedi? È venuto!
Io non gli scendo incontro. Io no.
Mi metto là sul ciglio
del colle e aspetto, e aspetto
gran tempo e non mi pesa
la lunga attesa.

E … uscito dalla folla cittadina
un uomo, un picciol punto
s’avvia per la collina.

Chi sarà? Chi sarà?
E come sarà giunto
che dirà? Che dirà?
Chiamerà “Butterfly” dalla lontana.

Io senza dar risposta
me ne starò nascosta
un po’ per celia…
e un po’ per non morire al primo incontro,
ed egli alquanto in pena
chiamerà, chiamerà:

“Piccina mogliettina,olezzo di verbena”,
i nomi che mi dava al suo venire.

Tutto questo avverrà,
te lo prometto
Tienti la tua paura –
Io con sicura fede l’aspetto.

歌詞(日本語訳)

ある晴れた日
水平線の彼方に
一筋の煙が立ちのぼって
一隻の船が現れるの
その白い船は港に入って
礼砲をとどろかせるわ

見える? 彼が来たわ!
でも 私は会いに降りては行かないの
丘のふもとで彼を待つの 長いこと
どんなに長く待っても辛くはないわ

やがて まちの群衆の中から
一人の男が 小さな点のような人影が
丘の方にやってくるの

あれは 誰かしら?
ここへ来たら 何と言うかしら?
彼は 遠くから「蝶々さん」って言うわ

私は返事をせずに 隠れるの
半分冗談で…
もう半分は会えた嬉しさで
死んでしまわないように

そして 彼は少し心配になって呼ぶの
「可愛らしい妻よ バーベナの香りの 」と
昔から そう呼ばれていたから

<スズキ(蝶々さんの女中)対する台詞>

全ては このようになるわ
あなたに約束する
だから 不安にならないで
私は信じて 彼を待つわ

作詞|ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
作曲|ジャコモ・プッチーニ

#006
旧グラバー住宅

音声ガイド

旧グラバー住宅は、1863年に建設された英国人実業家トーマス・グラバーの旧邸で、国指定重要文化財、世界遺産に登録されている日本最古の洋風建築です。グラバーは居留地を代表する有力商人で、特に武器・戦艦の取引に注力し、倒幕派を支援したことで、明治維新に影響を与えました。後半生においても、日本初の蒸気機関車導入、キリンビールの前身となるビール会社の発足など、偉大な功績を残しました。植物を愛するグラバーは、邸宅に寄り添う見事な老松にちなみ、邸宅を「一本松」と呼び親しみました。現在老松は残っていませんが、邸宅の温室にあったと言われています。

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